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 tlca1011 ￥2,940 ■驚天動地の3枚目『ゴースト・サーカス』ついに登場！今年2004年、大熊ワタル・ユニットから数えて結成10周年を迎えた鬼才集団が放つ、異形のグルーヴ・サウンド！ 笑いと涙と変拍子が縦横無尽に交錯する、衝撃の問題作!! 3作目となる本作では、混迷を極める世界へ真正面 に向けられたビクトル・ハラのカバー曲「平和に生きる権利」や、セルジオ・オルテガの「不屈の民」、スペインのカタルーニャ民謡「鳥の歌」などが登場しますが、いずれも大熊のキャリアの中で、長年あたためられてきたアイディアで、狭義のメッセージを超えた昂揚感へと 誘います。 またオリジナル曲では、亡き友の残したモティーフを発展させた「光線とフイゴ」、不条理な暴行で亡くなった若者がシカラムータのリスナーだったことを契機に書かれた「ゴーストレクイエム」（いすれも大熊作）などが強くアピールす る一方で、「カリガリ」などで見られるようなシカラムータならではの独特のユーモアも随所に健在。また今作から加入したドラムの吉田達也による変拍子爆裂 の「HERAKLION」など、いずれも強力なスケールを感じさせる楽曲がそろい、全編にわたってエネルギーが詰まった、素晴しい作品となりました。 全11曲入りで63分52秒。 ■Track List 01. ゴーストヂンタ・序 Ghost Hymn Introduction 02. PILLOW WALK 03. 不屈の民 The United People Will Never Be Defeated 04. STARA PLANINA 05. 眠り男の遁走 The Sleepwalker's Escape 06. カリガリ Dr. CALIGARI's Side Show 07. HERAKLION 08. 鳥の歌 Song Of The Birds 09. 光線とフイゴ The Beam And The Bellows 〜For The Organ In The Sky〜 10. 平和に生きる権利 The Right To Live In Peace 11. ゴーストレクイエム Ghost Requiem ■高橋健太郎さんより、ライナーノーツをいただきました。  ■シカラムータ プロフィール東京アンダーグラウンドシーンで、80年代から八面 六臂の活動を展開してきたクラリネット奏者・大熊ワタルが94年に始動さ せた鬼才ユニット・シカラムータ（命名は97年）。 クラリネット、ヴァイオリン、ギター、チェロ、テューバ、ドラムのオリジナル編成に、サックス、トロンボーン、チンドン などが加わったアンサンブルは、人懐っこく哀愁やユーモアに満ちたメロディと、奇天烈な変拍子のリズムとが化合し、異形 のグルーヴ・ミュージックを生み出します。 ヂンタやチンドンなど、ドメスティックな元祖ミクスチャー音楽を大熊の出発点としつつ、【アヴァンギャルド、ロック、ジャズ、お囃子、クレズマー、バルカンブラス、etc.】など様々なジャンルを、横 断・越境し、咀嚼したりオモチャにしたり……の末のオルタナティヴな音楽性。 猛者揃いのメンバーによる丁々発止のアンサン ブルは、まるでお茶の間にサーカス団が突如乱入してきたようです。歴史・記憶に根ざした立体的・重層的な音楽性、そして楽曲 の輪郭を突き抜け、力強く弾ける祝祭（カーニヴァル）的な“踊る音”、開放的な生命力・身体性に溢れた一期一会の“ライ ブ感”。これらがシカラムータの真骨頂です。 2001年発表の2ndアルバム『凸凹（dekoboko）』は、アルバート・アイラーのカバーを始め、各 誌で大きな話題となり、海外でも高い評価を得ました。2003年にはFUJI ROCK FESTIVALにも出演、圧巻のライブ・パフォー マンスを披露しました。 ■『ゴースト・サーカス』レコーディング・データ CICALA-MVTA 大熊ワタル：Clarinet, Bass Clarinet, Voice, Percussion, Glocken Spiel 川口義之：Alto Sax, Baritone Sax 太田惠資：Violin, Voice 桜井芳樹：Electric Guitar, Lap Steel Guitar, 6 Strings Tenor Ukulele, Auto Harp 坂本弘道：Cello, Musical Saw, Electronics 関島岳郎：Tuba, Recorder 吉田達也：Drums, Percussion, Voice Guest Musicians 渡辺明子：Trombone こぐれみわぞう：Ching-dong Produced by 大熊ワタル Recorded by 近藤祥昭 at GOK SOUND 2004 1/17〜20 Mixed by 桜井芳樹 at Tamakochou Home Recordings（track1, 6, 8, 10, 11, 12） 吉田達也 at Magaibutsu Studio（track2, 3, 4, 5, 7, 9） Mastered by 野田浩司 at JVC Mastering Center |
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