イントロダクション

りん子14歳。遠くへ行きたい。親も、学校も、りんごもないどこかへー。
青森出身の監督が、青森を舞台に、全編津軽弁で描く、
思春期の少女とその家族の物語。
横浜聡子監督の鮮烈な眼差しが、少女を揺さぶる!

世界が注目する映画監督・横浜聡子が描く、鮮烈な青春像と家族像。

脚本・監督は『ジャーマン+雨』により、日本映画監督協会新人賞を初長編で受賞した横浜聡子。トラウマを抱え辺境でしか生きられない人々を笑い飛ばしながら前進させ、比類なきユーモアと寓話性で弱者への応援歌を作り上げた。その絶妙な感性は、突然、常軌を逸した行動に走る主人公に松山ケンイチを迎えた『ウルトラミラクルラブストーリー』でも遺憾無く発揮され、初の商業映画にしてキネマ旬報ベストテン入り、毎日映画コンクール他で松山ケンイチが主演男優賞を受賞した。
本作『りんごのうかの少女』は、イギリスを代表する国際映画祭で、アメリカのサンダンス映画祭と比較して語られることも多いロンドン・レインダンス映画祭にて“Best International Short”(最優秀作品賞・短編部門)にノミネートされ、前作の短編2本『真夜中からとびうつれ』と『おばあちゃん女の子』と共に特集上映された。
世界でも注目を浴びる横浜監督の最新作『りんごのうかの少女』は、横浜作品の中ではシンプルな中編ストーリーだが、だからこそ横浜聡子の才気がまじまじと明るみになる一本である。