●2024年12月15日(日)開催●大崎清夏さん、新刊『暗闇に手をひらく』の刊行を記念して、鹿野桃香さん、阿部海太郎さんとのイベントが開催されます。【東京・三軒茶屋】

2025年1月4日に第五詩集『暗闇に手をひらく』が全国発売となる大崎清夏さん。

本書の刊行を記念して、鹿野桃香さん、阿部海太郎さんとのお話、朗読、音楽の会が開催されます。

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大崎清夏+鹿野桃香+阿部海太郎『始まる日からの一年』/『暗闇に手をひらく』刊行記念

日時:2024年12月15日(日)19:00開場/19:30開演/21:00終演予定

会場:twililight(東京・三軒茶屋)

料金:2,500円+1ドリンクオーダー

定員:20名

申込:

以下のとおりtwililightまでメールにてお申し込みください。

あて先=ignition.gallery@gmail.com

件名を「大崎清夏+鹿野桃香+阿部海太郎『始まる日からの一年』」として、お名前(ふりがな)・お電話番号・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。

*上記メールアドレスが受信できるよう、受信設定のご確認をお願いいたします。2日経っても返信がこない場合は、迷惑フォルダなどに入っている可能性がありますので、ご確認ください。

詩人・大崎清夏さんの第五詩集『暗闇に手をひらく』(リトルモア)の刊行を記念して、大崎清夏さん、鹿野桃香さん、阿部海太郎さんによるお話、朗読、音楽の会『始まる日からの一年』を、12月15日にtwililightで開きます。

近年、愛媛県大洲や石川県珠洲などの土地を巡り、ときに山にも登って人と出会い、詩をつくってきた大崎さん。

戦争や災害のある生活の中で、口ずさみたくなる祈りの歌のような詩が編まれた最新詩集が『暗闇に手をひらく』です。

全国発売日は1月なのですが、

「今年を振り返るタイミングで、必ず能登の震災からの一年を生きた人がおり、その心をこの詩集ですこしでも慰めることができたら」

という大崎さんの気持ちをうかがいました。

twililightも2024年は震災の翌日から営業を開始し、気持ちがぐちゃぐちゃなまま、ここまでやってきたという実感があり、とても共感しました。こうして年内に、先行販売という形で、言葉を手渡しあえる場を設けられること、とても嬉しく思います。

ゲストとして、鹿野桃香さんと阿部海太郎さんを迎えます。

鹿野さんは能登半島地震の被災直後からスマホにつづった5日間の日記を『地震日記 能登半島地震発災から五日間の記録』としてまとめ、ZINEとして自費出版しました。7年間、奥能登国際芸術祭の運営に携わっていて、2022年、2023年と奥能登国際芸術祭に参加した大崎さんと阿部さんに出会います。

作曲家の阿部海太郎さんは、大崎さんと、画家・nakabanさんと共にコンサート『暗闇に手をひらく』を2度開催されています。

あらゆる手は尊く、何も持たなくとも結び合うことはできる。

2024年の終わりに能登や珠洲を思い、切り替えられない気持ちを抱えながら、詩をみんなで読む、聞く会。よろしければぜひご一緒ください。

── twililight 告知文より

人間の作った小さな場所では

言葉はときどき、信じることが

震えてくるほど難しい。

想像もつかなかった光景を見て

何も持たずに逃げてきたあなたを

下ろした両手は抱きしめる。

(『暗闇に手をひらく』巻頭詩より)

◆イベント当日は全国発売に先がけて新刊『暗闇に手をひらく』を先行販売する予定です◆

[登壇者プロフィール]

●大崎清夏(おおさき さやか)

神奈川県生まれ。2011年、ユリイカの新人としてデビュー。詩集『指差すことができない』で中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『大崎清夏詩集』など、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」(2022,23年)の脚本・作詞、舞台版『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞など。

●鹿野桃香(かの ももか)

1994年生まれ。埼玉県出身。2017年奥能登国際芸術祭に関わるため珠洲市に移住。今年の元日に起きた能登半島地震の夜、その日に起きたできごと、声にならない思いをリアルタイムに綴った『地震日記 能登半島地震発災から五日間の記録』を5月にZINEとして自費出版した。

●阿部海太郎(あべ うみたろう)

作曲家。クラシック音楽など伝統的な器楽の様式に着目しながら楽器の今日的な表現を追求する。舞台、ドラマ、映画、様々なクリエイターとの作品制作などで作曲を手掛けるほか、近年は音楽を通して社会と文化の関わりを問い直す取り組みも行う。主な仕事に、NHK連続テレビ小説『らんまん』、ドラマ『グレースの履歴』、インバル・ピント演出・振付『未来少年コナン』、映画『碁盤斬り』など。独創的なコンセプトでコンサート企画やアルバム制作も行っており、これまでに8枚のオリジナルアルバムを発表している。

【会場】

twililight

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル3F&屋上(三軒茶屋駅徒歩5分)

https://twililight.com/

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大崎清夏・著『暗闇に手をひらく』は2025年1月4日全国発売です。
 

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