9.11以前、ラスト・センチュリーの物語。
ニューヨークでは
都市のリズムに自分のリズムを
適応させる術を教わり、
LAとサンフランシスコでは
力まずに地球のリズムに
身を委ねるナチュラルな生き方を
教わった。1980年代、
まだ僕が吸収力旺盛だった
20代の頃であった。
中野正貴
東京の街の誰もいない瞬間を撮り、大きな反響を呼んだ写真集『TOKYO NOBODY』で鮮烈なデビューを飾り、『東京窓景』で第30回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・中野正貴。
多くの人々に都市写真の面白さを知らしめた著者が、80年代初頭を中心に撮り貯めたアメリカの風景群。
「僕の都市写真への興味は、すべてこの“アメリカ”の写真群の中から生まれたものだ。」(著者あとがきより)
中野正貴の原点ともいうべき、待望の一冊。
- 書名
- MY LOST AMERICA
- 著者
- 中野正貴
- 装幀・装画など
- 翻訳:ONETONINE
アートディレクションとデザイン:立花文穂 - 仕様
- A4判 並製 / 176ページ
- 発行日
- 2007年11月17日
- 発売日
- 2007年11月09日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-226-3 / C0072
- 定価
- 3,850 円(本体 3,500 円+税)