デジタルテクノロジーの出現により、 写真は、ついにレンズの呪縛から解放された。 ページを繰るたび現れる美しい風景の数々は、一見細密画に見えるが実はすべて写真。甲斐彰自身が“風美主義⇔フービズム”と呼んでいる、世界的に最高峰の技術を用いたデジタルイメージングです。 その、まったくデジタルを感じさせない写真は、これまでの写真表現の常識をはるかに超えたもので、絵画と写真と3CDGとをみごとに融合させたモダンアートといえます。 桜や富士、そして丹頂鶴といった古典的モチーフを用いた作品は、日頃目にする機会の減った、日本に本来ある‘美’を再確認させてくれます。 本書は、まず視覚で魅せられ後に心に沁みいる、最新型“花鳥風月”と呼ぶにふさわしい美しい写真集になりました。 「今ここの世界を浄土に見立てる「まなざし」、そのパラダイスビューを僕は甲斐彰の写真に強く感じるのである。」後藤繁雄
- 書名
- フービズム 風美主義 甲斐彰写真集
- 著者
- 甲斐彰
- 仕様
- その他 (天地210mm x 左右260mm) / 125ページ
- 発売日
- 2004年09月
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-137-2 / C0072
- 定価
- 3,080 円(本体 2,800 円+税)