市川実和子、eri、東野翠れん…3人のあいだでこっそりと回されていたヒミツの“交換日記” むかし教室にいる女の子たちのあいだを、くるくるとまわっていたノート交換日記。 それは、紙の上だけにうまれたぬくもり、あまずっぱい秘密の場所。 女優、モデルとして希有な存在感を放ちつづけている市川実和子、服飾ブランドchico、motherを立ち上げ、ドローイングの美しさでも注目されるeri、そして数多くの雑誌で活躍中の、光を写すフォトグラファー東野翠れん。仲よしの3人が、いまでもこっそり交換日記をつづけているとしたら? 3人の手書き(手描き)のノートをそのまま掲載した交換日記と、それぞれのクリエイションがとけあう絵物語や写真物語から成る1冊。 1、プロローグ:大好きな2人について、日頃口にはできないことを書きました。(著・実和子/eri/翠れん) 2、写真物語:主演:市川実和子/撮影:東野翠れん/スタイリング:eri 片山令子さんの詩「過ぎてゆく手とそのささやき」に合わせて3人が作りあげた写真物語です。 3、写真しりとり:あじさい いろとりどり りにょうさよう……淡い色彩の写真で、しりとりをしました。 4、交換日記:古い切手、押し花、写真、お菓子の包み紙、シール、ちいさな絵……大事にしまっておいたものをそこらじゅうにちりばめて、ペンを走らせ、記憶のかけらを閉じ込めるようにしてできあがったページたち。1人の部屋、3人で行くパリ、詩、代々木公園、カチューシャ、風邪、花、自由、仕事、ママ、うつろう季節、あの曲……。かけがえのない出来事と感情は、温もりを失うことなく黒いノートにそっとしまわれるのです。 5、絵物語:実和子が日本語、翠れんが英語で、eriが描いた絵に、それぞれが思い浮かべた物語をつけました。
- 書名
- 縷縷日記
- 著者
- 市川実和子、eri、東野翠れん
- 仕様
- A5判 / 128ページ
- 発売日
- 2006年03月18日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-167-9 / C0093
- 定価
- 1,870 円(本体 1,700 円+税)