ビーズや布、クリスタル、糸で織りなす宇宙。
『幸せな王子』『人魚姫』につづく、清川あさみ絵本シリーズ待望の第三弾は、宮沢賢治による永遠の名作『銀河鉄道の夜』決定版──。
水素よりも透明な銀河の水、
サファイアやトパーズの河原、
眼もさめるような白い十字架、
楽器の旋律の森、
りんごと薔薇の匂いがする風、
きらきら燃えるとうもろこしの地平線……
鳥を捕る男、
踊るインディアン、
ハープのような孔雀、
タイタニック、
跳ねる鱒、
真っ赤な蠍……
宮沢賢治が言葉で描いた空前絶後の情景が、ページをめくるたび、目の前に鮮烈に立ち上がります。
ジョバンニとカンパネルラ、ふたりの悲しみを乗せ、
ほんとうの幸いをもとめて、列車は走る──
「ページをめくるたびに
美しい深い世界が広がる。
本当に素敵です。」
宮崎あおい(オビより)
- 書名
- 銀河鉄道の夜
- 著者
- 作:宮沢賢治、絵:清川あさみ
- 装幀・装画など
- アートデレクション&デザイン:中島英樹
デザインアシスタント:古谷哲朗/三牧広宣(中島デザイン)
撮影協力:朴玉順(キューブマネージメントオフィス) - 仕様
- B5判 上製 / 112ページ
- 発売日
- 2009年11月26日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-278-2 / C0093
- 定価
- 1,980 円(本体 1,800 円+税)