迷っていたら、 山が、 教えてくれた。
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…深い山の中へ入って、自分の身体を通して、かつての人たちと同じように自然と向き合ってみること。毎日の生活のなかで、そのままの自分を生きること。それが僕にとっての山伏です。そこにこそ日本文化の原点が存在するのだと、僕は考えているのです。
(本文より)
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山に登り、滝に打たれ、ホラ貝を吹く ―― 自然の美しさにウットリする日本人の心を、平安時代の昔から、ずっと大切にしてきた山伏。
山伏=自然の人の世界へ、30歳のとき偶然にも足を踏み入れた著者は、山から多くの生きるヒントを得てきました。
どこまでも広く深い、母なる無の世界である山において活動を続ける山伏の姿から、現代人の「生き方」を見つめ直す一冊です。
- 書名
- 山伏と僕
- 著者
- 坂本大三郎
- 仕様
- 四六判 / 160ページ
- 発売日
- 2012年04月11日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-337-6 / C0095
- 定価
- 1,430 円(本体 1,300 円+税)