CAST

乾 朔太郎(いぬい・さくたろう)ケンサク役
本名、渡辺謙作。本業、映画監督。 1971年生まれ。
90年、映画制作会社・荒戸源次郎事務所に入社。 91年、鈴木清順監督の『夢二』に演出助手として参加。
98年、『プープーの物語』(主演・上原さくら、松尾れい子)で監督デビュー。
師・鈴木清順に「奇妙だが納得させる監督術」とお褒めの言葉を頂く。 2000年、『ちんちろまい』(出演・武田鉄矢、牧瀬里穂、千葉真一)を大森一樹監督らと共同演出。 03年初夏、新作映画を監督として製作中。 出演作品は他に『ピストルオペラ』(鈴木清順監督)。
小林 麻子(こばやし・あさこ)ユカ役
1972年生まれ。
『行楽猿』(イワモトケンチ監督)で映画デビュー後、浮遊感のある独自な キャラクターが数多くの映画監督たちの興味を引き、
ここ数年の話題作と呼ばれるほとんどの映画にその名前を見かける。
主な出演作に『身も心も』(97)、『大阪物語』、『ショムニ』(98)、『黒い家』(99)、『ざわざわ下北沢』(00)、 『アカシアの道』(01)等。「サントリー/京番茶」「花王/ビオレ」のCMや、松本修演出『AMERICA』(01)・『恋愛日記』(02)
柴山民也演出『浮標』(03)の舞台など活躍は多岐にわたっている。
紺野 千春(こんの・ちはる)ミカ役
1975年生まれ。モデルとして雑誌、CF等で活躍。
2000年、女優・広田レオナの初監督作品『Drug Garden』において麻薬中毒のモデル・チル役で鮮烈映画デビュー。
03年、奥原浩志監督作品『さよなら地球刑事』(「刑事まつり」オムニバス)出演。
TV「Cinema DO」、CF「ロート製薬/リフレア」「小学館/美的」、CF・スチール「日産/マーチ」。
他の作品に「wing shya フォトセッション with 永瀬正敏」などがある。
また最近、ヴォーカルを担当しているバンド「AWLS」で、秘かにメジャーデビューを企んでいる。
大森 立嗣(おおもり・たつし)タツ役
1970年生まれ。「大駱駝艦」の創始者で舞踏家・麿赤児の長男。学生時代より演劇、映画に興味を持ち、自主公演や自主製作を手掛ける。卒業後、『我が人生最悪の時』(93)、『傷だらけの天使』(97)等に出演するも、映画製作の裏側への興味を捨て切れず、『身も心も』(荒井晴彦監督)から助監督としても活動し始める。『プープーの物語』、『タイムレス メロディ』では俳優兼助監督として参加。今回も俳優兼プロデューサーとして現場を支えた。
03年初夏、"ROCKIN'ICHIRO&BWSB"のプロモーションビデオ「とべないあの娘」、短編映画「よいこのでか」(「刑事まつり」オムニバス)を演出。
『九月の空』(16mm)を監督として製作中。


Staff

今回、奥原監督を支えるスタッフの平均年齢はなんと28.5才。若いながらも経験に裏打ちされた技術と熱い心を持って参加した。カメラマンは三木匡宏。本職はスチールカメラマンで、雑誌をメインに活動。『タイムレス メロディ』でもスチールを担当。第19回キャノン写真新世紀において佳作を受賞。そして照明には、奥原監督の自主製作映画にも参加していた経験を持ち、現在は映画、CM等で撮影助手として活躍している槇憲治。また奥原映画の要とも言うべき音楽には、2000年、プロデューサーにジム・オルークを起用し、1stアルバム「サンガツ」(P-VINE)を発表したインストゥルメンタルバンド、サンガツ。“甘過ぎない叙情”という監督の難しい要求に見事に応え、映画を盛り上げている。

監督・脚本・編集/奥原浩志 撮影/三木匡宏 照明/槇憲治 音楽/サンガツ 美術/平井亘 衣裳/松井郁子 整音/鈴木昭彦

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