2001年の文芸シーン最大の収穫と各方面で絶賛。
その比類ない面白さは保坂和志氏も太鼓判。
【書評】石川忠司氏が2001年上半期ベスト5の一番に選ぶ(朝日新聞01/08/10)
「小説の美学とは何か。それは寡黙な美学であって、要するに「言いわけ」をしない、「エクスキューズ」を発しないということだ。(中略)福永信の『アクロバット前夜』ほどこうした美学を体現している作品は他にない。(中略)あらゆる「言いわけ」を徹底的に退けてやまぬ福永は、現在最も豪胆で禁欲的な書き手のひとりに違いない。」
(「言いわけ」を退ける美学 石川忠司)
- 書名
- アクロバット前夜
- 著者
- 福永信
- 装幀・装画など
- 装幀/造本:菊地信義
- 仕様
- B6判 / 128ページ
- 発売日
- 2001年06月
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-047-4 / C0093
- 定価
- 1,430 円(本体 1,300 円+税)