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2023年10月29日

『現代写真』後藤繁雄

写真を、破壊し、再創造せよ。

 

巨匠ロバート・フランクから、最前線で活躍するヴィヴィアン・サッセン、横田大輔など、気鋭の写真家・アーティストと協働し続ける後藤繁雄が、語り合い、思考し、記録し、実践する。
いま、「写真」とは何かを考えるための渾身の一冊。

 

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1980年代より編集者、アートプロデューサーとして時代に一石を投じる数々の企画に携わり、現代アートの分野において最先端の活動を続ける後藤繁雄。
なかでも「現代写真」については並ぶ者がないほどに精通し、多くの才能を見出してきた。

 

DXやAIなどの技術革新が急速に進み、メディア環境が激しく変化する社会において、「現代写真」について語り、思考することほどエキサイティングなことはないと言う著者。様々なメディアに発表した数多のインタビューやテキストから精選した81本を、作家ごとに再構築。
世界の写真アートの「いま」を知るうえで欠かせない一冊にまとめた。

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これほどまでにスリリングなアート領域はない!
写真を通じた「いま」という時代のドキュメンテーションとして、後世へ読み継がれる600ページ超の大著、完成。

 

●本書に登場する「現代写真」アーティスト 全54組
ロバート・フランク/森山大道/ウィリアム・エグルストン/スティーブン・ショア/ジェフ・ウォール/トーマス・ルフ/トーマス・シュトルート/ヴォルフガング・ティルマンス/ジョエル・マイヤーウィッツ/ナンシー・ダベンポート/ボリス・ミハイロフ/マーティン・パー/アンデルス・ペーターセン/アントワン・ダガタ/トーマス・デマンド/カンディダ・ヘーファー/ライアン・マッギンレー/ピーター・サザーランド/スティーヴン・ギル/ヴィック・ムニーズ/ロー・エスリッジ/アン・コリアー/オラフ・ブルーニング/アレッサンドラ・サンギネッティ/ステファン・バーガー/エラッド・ラスリー/シャルロット・デュマ/JR/ベアト・ストロイリ/上田義彦/ラルフ・ギブソン/津田直/蜷川実花/シャーロット・コットン/横田大輔/志賀理江子/小山泰介/緒方範人/赤石隆明/川島崇志/磯部昭子/多和田有希/小林健太/細倉真弓/ジョン・ワーウィッカー/ヴィヴィアン・サッセン/ネルホル/山田弘幸/若木信吾/アレック・ソス/大竹伸朗/エマヌエーレ・コッチャ/名和晃平/スタン・ダグラス

 


●著者プロフィール
後藤繁雄(ごとう・しげお)
編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサー、京都芸術大学教授。
坂本龍一、細野晴臣、奈良美智、篠山紀信、荒木経惟、蜷川実花、名和晃平らのアーティストブック、写真集を多数編集。また「エスクァイア日本版」「high fashion」「花椿」など、雑誌等でのアーティストインタビューは1,000人に及ぶ。キュレーターとして五木田智央、田名網敬一、篠原有司男、やなぎみわ、長島有里枝、澤田知子らの展覧会を行なったほか、若手アーティストの登竜門である「AATM(アートアワードトーキョー丸の内)」を小山登美夫らと17年にわたりプロデュース、審査を行う。京都芸術大学では「コンテンポラリーアートストラテジー」などの講座で20年以上にわたり教鞭をとり、優れた研究者、アートスタッフ育成にも力を入れている。文化庁メディア芸術祭審査員などを歴任。自身でも現代写真ギャラリー「G/P gallery」を主宰し、Paris PhotoやUnseen Photo Fairなどの国際的なフォトアートフェアに出展。横田大輔、小山泰介、細倉真弓、小林健太らを世界に売り出す。企画・プロデュースした大型美術館展には「篠山紀信展 写真力」(全国30館を超すロングラン大ヒットとなり、入場者数も100万人を突破した)や「蜷川実花 虚構と現実の間に」などがある。
著書・編書多数。写真関連の著作に『東京広告写真』『写真という名の幸福な仕事』『ノマディズム』『現代写真アート原論』『超写真論 篠山紀信 写真力の秘密』などがある。


 

著者:後藤繁雄

 

カバー写真:ヴィヴィアン・サッセン
表紙写真:横田大輔

デザイン:林修三

 

定価:本体価格3500円+税
ISBN 978-4-89815-580-6

2023年発行
仕様[A5判/608ページ/並製]

 

※この商品は2023年12月4日(月)の発売を予定しております。

2023年10月29日

『映画監督はこれだから楽しい わが心の自叙伝』大森一樹

永遠の映画少年、大森一樹が遺した言葉。

 

8ミリの自主映画出身、医大に通いながら映画監督デビューを果たし、
生涯で30本を超える娯楽映画を撮った異才・大森一樹が
人生を振り返り綴った、最後のエッセイ。

 

高校時代から映画に魅せられ、8ミリカメラを携えた「映画少年」だった大森監督は、医大生時代に撮った自主映画『暗くなるまで待てない!』で高く評価された。
1977年にシナリオ『オレンジロード急行』が新人脚本家の登竜門とされる「城戸賞」を受賞し、同作品の映画化で25歳の時に劇場映画監督デビュー。
助監督経験を経ないまま大手映画会社からデビューする事は異例で、一躍注目の人となった。

その後、自らの体験を基にした医大生たちの青春群像劇『ヒポクラテスたち』、村上春樹のデビュー小説を映画化した『風の歌を聴け』、吉川晃司三部作(『すかんぴんウォーク』『ユー★ガッタ★チャンス』『テイク・イット・イージー』)、斉藤由貴三部作(『恋する女たち』『「さよなら」の女たち』『トットチャンネル』)、『ゴジラ』シリーズ等…青春映画から文芸作品、特撮までバラエティーに富んだ名作の数々を世に送り出した。

 

本書には、そんな大森監督が2022年11月に逝去される前に執筆し、神戸新聞に連載された「わが心の自叙伝」(24篇)と、過去の著作や雑誌への寄稿から選りすぐりの名文を収録する。

 

「作家ではなくどちらかといえば職人」、「社会派でも人生派でもなく映画派」と
自らを語った大森監督の情熱漲る人生を、彼自身のエッセイで辿る一冊。

 

これからの世代へ語り継ぐ、映画とともに生きる歓び。

 

〈目次より〉
◆映画作品の記憶
◆8ミリ映画への情熱
◆夢を抱いたまま映画につなぎとめられて生きていくこと
◆一九八一年の切符
◆大好きな映画を自分の物にしておくために
◆映画の「味」について
◆日本映画の明日はどっちだ
◆十五年目の『ヒポクラテスたち』
◆映画監督の心のケア
◆君たちがこの世に生まれてきた意味は、僕の心を動かした1000本の映画の中にある
◆大森一樹 年譜

 

「映画がおもしろくなければならない」と言ってしまうのは簡単なことだ。
しかし、「何がおもしろいのか?」について答えるのは、そう簡単なことではないだろう。
それは作る方にとっても見る方にとっても——。
映画の歴史というのは、多分、そのことに答えることの歴史だと言っても大げさではないように思うのだが……。
(「映画のエンターティメントについて」本文より)

 


[プロフィール]
大森一樹(おおもり かずき)
1952年大阪市生まれ。京都府立医科大学卒業。高校時代から8ミリ映画を撮り始め、1977年、シナリオ『オレンジロード急行』で城戸賞受賞、翌年同映画化で劇場映画監督デビュー。以後、80年に自身の医学生時代を描いた『ヒポクラテスたち』(監督・脚本)、81年に村上春樹原作『風の歌を聴け』(監督・脚本)、86年には氷室冴子原作『恋する女たち』で文化庁優秀映画賞受賞。88年には、『「さよなら」の女たち』、『トットチャンネル』などで文部省芸術選奨新人賞受賞。89年から平成ゴジラシリーズを手がけ、『ゴジラVSビオランテ』、『ゴジラVSキングギドラ』(監督・脚本)他脚本2本を執筆。他に、SMAP主演の『シュート!』(監督)、『緊急呼出し エマージェンシー・コール』(監督・脚本)、『わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語』(監督)、『悲しき天使』(監督・脚本)など30本を超える作品がある。2006年から2022年まで大阪芸術大学映像学科で学科長を務め、若手映画人の育成に携った。2022年11月逝去。


 

著者:大森一樹

 

イラストレーション:伊野孝行(カバー・扉)
ブックデザイン:赤波江春奈+日下潤一

 

定価:本体価格1800円+税
ISBN 978-4-89815-579-0

2023年発行
仕様[四六判/176ページ/並製]

 

◆「僕の心を動かした1000本の映画」
大森監督の本棚に残された映画のリストを、小社のnoteにて公開中!
→ https://note.com/littlemore/m/mbabc4b723465

2023年10月29日

『ラジオ ご歓談! 爆笑傑作選』みうらじゅん いとうせいこう

読めば、うっかりQOLが向上する。
くだらない!の中の金言。

 

==

いとう:よくみうらさんがさ「俺が先に死んだらいとうさんが葬儀委員長だ」とかさ、「いとうさんが死んだときは俺がやる」とか言って笑ってたじゃん。もう笑いごとじゃないなって本当に思う。もう悲しいワケ、そのこと思ったら。

みうら:悲しいよね。でも、そこをどうにかするのがこのコンビじゃないかと思ってるとこもあってさ。

いとう:そこで笑いをお届けしないとね。

みうら:だって、そんなこと言ってる自分も行くんだから、そっちに。

==

 

話す嬉しさと、聞く楽しみ。
「雑談」できる人がいるありがたさ──。

 

おじいさんになりきれない2人が、社会を脱いで雑談する。

 

***必読!スペシャルな「ご解説!」2篇収録***

「第一級の表現論、芸術論」──奥泉 光(小説家)
「雑談って“力”ではなく、付け加えるとしたら、“♡”なんじゃないか」──武田砂鉄(ライター)

 

メディアプラットフォーム・noteで配信中の人気番組「みうらじゅん×いとうせいこう 自主ラジオ ご歓談!」の爆笑回を厳選し加筆・修正。大充実の20万字!

 


[プロフィール]
●みうらじゅん
1958年京都市生まれ。武蔵野美術大学在学中にマンガ家デビュー。以来、イラストレーターなどとして活躍。92年頃からみうらが用意したネタ写真をスクリーンに映し、いとうせいこうがツッコむという形式のトークイベントを開催(96年から『ザ・スライドショー』という名称に。二人とスライド機のスライからなるユニット『ROCK’N ROLL SLIDERS』を名乗る)、武道館公演も成功させた。近著に『マイ修行映画』『永いおあずけ』などがある。

 

●いとうせいこう
1961年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、講談社に入社。退社後は作家、クリエーターとして幅広い表現活動を行っている。ジャパニーズヒップホップの先駆者としても有名。『見仏記』シリーズの書籍やテレビほか、共著『雑談藝』など盟友のみうらじゅんとは長年深い関係を続けている。『われらの牧野富太郎!』『「国境なき医師団」をもっと見に行く』『福島モノローグ』『想像ラジオ』(野間文芸新人賞)など著書多数。


 

著者:みうらじゅん いとうせいこう

 

構成:モリタタダシ
ブックデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)

 

定価:本体価格1700円+税
ISBN 978-4-89815-578-3

2023年発行
仕様[四六判変形/336ページ/並製]

2023年10月29日

『お寺のハナちゃん』梶井照陰

写真と文で綴る
柴犬ハナとの日々

 

六道輪廻(ろくどうりんね)── 犬も魚も私も 今この時を 精いっぱい生きていく

 

僧侶であり写真家の著者と、90歳の祖母が暮らす佐渡島最北端、限界集落にある寺に柴犬のハナがやってきました。
人間たちがコロナウイルスに翻弄されるなか、佐渡島の美しい自然を謳歌する天衣無縫なハナに、2人は魅了されていきました。
写真と、ときに僧侶らしく仏教用語を交えた文で綴ったそんな日々の一コマ一コマが、私たちに生きることの尊さを考えさせます。

 


「捌いた魚は、ハナにもお裾分け 肉より魚が好きな犬になった 特に寒ブリが大好物」
「春分秋分夏至冬至 影は伸びたり縮んだり」
「人は老い、命の火は小さくなる 山にはいつも新しい春がやってきて 芽吹き、花咲き、鳥がさえずる」
── 本文より

 

●巻末に仏教用語の解説付き

 


[著者プロフィール]
梶井照陰(かじい しょういん)
1976年生まれ、新潟県出身。1999年高野山大学密教学科卒業。1995年~1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、パプアニューギニアなど、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、写真集『NAMI』を発表する。同作で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞。現在、佐渡島にて真言宗の僧侶をしながら、写真家としての活動をおこなっている。他の著作に『限界集落─Marginal Village』(写真+ルポ)、写真集『KAWA』『HARBIN 2009-2012』『DIVE TO BANGLADESH』がある。


 

著者:梶井照陰

 

デザイン:岩渕恵子(イワブチデザイン)

 

価格:本体価格1800円+税
ISBN:978-4-89815-577-6
2023年発行
仕様[四六判/160ページ/並製]

2023年10月29日

『ここにいたんだね』近藤亜樹

世界のアートコレクターが注目する気鋭の画家・近藤亜樹によるエネルギーとほほえみに満ちた、絵と言葉の本。

 

「絵は私が今ここに生きていることを認識させる
私にとって絵は光のかたまりだ」(本文より)

 

草花や動物、赤ん坊やおもちゃなど、
そばにある自然や人間たちの生命を見つめ、歓びや哀しみを力いっぱい歌い上げるような絵の数々。
躍動感あふれる筆遣いと力強い色彩で、湧き立つ気持ちをひとつずつ慈しみ愛でるように描かれています。

 

本書には、2018年から2021年にかけて日々描かれた作品84点を収録いたします。
小さな美術館を訪れるように、ゆっくりページをめくってお楽しみください。

 

描くことは、生きることそのもの。未来からの光と歓びが絵の中にある。

 


[著者プロフィール]
近藤亜樹(こんどう あき)
1987年北海道生まれ。山形県在住。2012年東北芸術工科大学大学院を修了後、国内外の展覧会に多数参加。躍動感あふれる筆遣いと力強い色彩の作品とともに、油絵アニメーションと実写による短編映画『HIKARI』(2015)や、パークホテル東京の客室「おたふくルーム」(2015)の制作など幅広い活動を続ける。
主な展覧会に、国際芸術祭「あいち2022」(愛知、2022)、「星、光る」山形美術館(山形、2021)、「ここにあるしあわせ」シュウゴアーツ/フィリップス 東京/現代芸術振興財団(東京、2021)、「あの日を待つ 明日を待つ 今日」シュウゴアーツ(東京、2018)、「絵画の現在」府中市美術館(東京、2018)、「HIKARI」大和日英基金 大和ジャパンハウス(ロンドン、2016)、「HIKARI」シュウゴアーツ(東京、2015)、「近藤亜樹の生態」実家 JIKKA(東京、2013)、「PHANTOMS OF ASIA: Contemporary Awakens the Past」Asian Art Museum(サンフランシスコ、2012)など。著書に『ここにあるしあわせ』(T&M projects刊)がある。2021年VOCA奨励賞受賞。


 

著者:近藤亜樹

 

企画・編集:後藤繁雄
装丁:林修三
協力:シュウゴアーツ
翻訳:山崎いおん
作品撮影:武藤滋生

 

価格:本体価格3600円+税
ISBN 978-4-89815-574-5
2023年発行
仕様[A5判/176ページ/コデックス装]

2023年10月29日

『いただきます!からはじめる おさかな学 1匹の魚から海の未来を考えよう』鈴木允

国語、算数、理科、社会…おさかな!
〈子どもも大人も〉 海にかこまれた島国で生きる私たちの必修!
SDGsにも食育にも欠かせない、「おさかな学」の1日授業へようこそ。

 

「お皿にのってるこの魚、どこからどうやって来たのかな?」
海、漁業、市場、流通、働く人たち、環境問題、そして、
ゆたかな海を未来に残すためにどんなことができるのか?という話まで
授業形式&イラスト付きのとっつきやすい解説で、楽しく学べる一冊。
【漢字にふりがな付き(小学5年生以上向け)】

 

魚を見るのも食べるのも、100倍楽しくなる!
海の問題がもっと「自分ごと」になる。
図鑑や絵本から、さらに一歩ふみこんで、魚と海のことをしっかり学びませんか?
★SDGs 目標14「海の豊かさを守ろう」と深く結びついた授業です。
★夏休みの自由研究・自主学習のテーマにもおすすめ!

 

今、海ではプラスチックゴミが環境を破壊していたり、海水温の上昇によって生き物がすみかを失ったり、魚が減っていたり……。
解決しなければならない問題がいろいろとあります。
しかし、日常的に魚を食べている私たちは、海や魚について知らないことばかり……。
そこで、「1匹の魚を前にしたときに、たくさんのことを想像できる人になろう」という思いから生まれた、すーさんの「おさかな学」。
教えてくれるのは、海も魚も大好きで、漁師見習いやセリ人を経験した後、全国各地の漁師さんと持続可能な漁業にしていくための取り組みをつづけている「すーさん」こと、鈴木允さんです。
学校では教わらないけれど、今こそみんなに知ってほしい!
魚と海の大切な話をします。

 

〈おさかな学の時間割〉
1時間目:マグロがみんなの食卓に来るまで ⇒ 流通
2時間目:漁師さんはどうやって魚をとるの? ⇒ 漁業
3時間目:魚の値段はどうやってつけられる? ⇒ 市場・セリ・直接取引
4時間目:日本の海はなぜゆたか? ⇒ 海流・海洋大循環・食物連鎖
お昼ごはん:魚をさばいて料理して食べよう!
5時間目:ぼくたちは海とともにくらしてきた ⇒ 食文化・技術の進歩
6時間目:未来のおさかなを考えよう ⇒ 環境問題・SDGs

 

これからもおいしい魚を食べて、ゆたかな海を守りつづけるための あたらしい教科書として、ご家庭で、学校で、子どもも大人もいっしょに開いてみてください。

 


[プロフィール]
鈴木 允(すずき まこと)
日本サステナブルシーフード協会代表/「おさかな小学校」校長
1980年、東京都生まれ。10代の頃から食糧問題に関心を持つ。京都大学総合人間学部在学中「魚が減っている」という漁業の問題を知り、漁師見習いの生活を体験する。卒業後は、水産卸売会社のセリ人として築地市場で8年間働く。さらに東京大学大学院農学生命科学研究科で学びながら、国際的な非営利団体MSC(Marine Stewardship Council 海洋管理協議会)の日本事務所に入り、全国の漁協や行政団体をまわって、認証プログラムとMSC「海のエコラベル」を広める活動に尽力。2019年6月には「日本漁業認証サポート」を設立。宮城県気仙沼市にも拠点をおき、持続可能な漁業へ転換していくために活動している。魚をとる人と食べる人をつなぐために発信し、子どもたちに向けたオンライン授業「おさかな小学校」を開講中。


 

著者:鈴木允

 

イラスト:生駒さちこ
装丁:三木俊一(文京図案室)

 

定価:本体価格1600円+税
ISBN:978-4-89815-576-9

2023年発行
仕様[A5判変型/並製/144ページ]

2023年10月29日

『食いしん坊のお悩み相談』稲田俊輔

東海林さだおさん推薦!!

 

「この本を読むと、以後、食べ物が10倍おいしく感じられるようになります。10倍ですよ。1000円のラーメンが10000円の味になる。保証します。」
(帯文より)

 

食いしん坊が結集! 食べる・飲む・料理にまつわるQ&Aに共感必至!!
南インド料理店「エリックサウス」総料理長、飲食店プロデューサー、大ヒット料理書も多数手がける…!飲食界きってのエンタテイナーがさまざまなお悩みやギモンに答えます。
エッセイを読むように楽しめる、粋な名回答64連発。

 

〈相談の例〉
冷たい食べ物/じゃがいものベストソリューション/納豆を混ぜない/パスタの具が余る/半熟卵問題/から揚げはご飯に合う?/ラーメンにナルトは要る?/絶対に怒られる蕎麦/毎日の料理が想定内にしかならない/自分の作るご飯が楽しめない/フードサイコパスの婚活/昔の味が恋しい/イナダさんにとって「おいしい」とはなんだと思いますか??…etc

 

四六時中食べ物のことばかり考えているイナダさんが、どんなお悩みにもブンブン頷き、想像の斜め上行くアンサーをひねり出す!
飲食のプロの鋭い観察眼と、食いしん坊ならではの探究力を余すところなく発揮した、名文&面白エピソード多数。今日から使える画期的なアイデアも満載。

 

「おいしいものについてあれこれ考える時間は、おいしいものを食べるのに匹敵する、充実したひとときです。」

 

食べる人・飲む人・作る人、みんながああでもないこうでもないと話し合い、現代の食の楽しみを探し当てる、至高の一冊です。

 

*本書は、インターネット上のサービス「質問箱」(https://peing.net/ja/)と「相談箱」(https://soudanbako.com)に掲載された文章を加筆修正してまとめたものです。
制作にあたり、各運営会社の合意のもと、二次利用をしております。

 


[プロフィール]
稲田俊輔(イナダシュンスケ)
料理人/飲食店プロデューサー/「エリックサウス」総料理長
鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て、円相フードサービスの設立に参加。居酒屋、和食店、洋食店、フレンチなど様々なジャンルの業態開発やメニュー監修、店舗プロデュースを手掛ける。2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。南インド料理とミールスブームの火付け役となる。食べ物にまつわるエッセイや小説を執筆する文筆家としての顔も持ち、Twitter( @inadashunsuke )でも人気を博す。
著書は『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』(扶桑社新書)、『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー』『ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85』(柴田書店)、小説集『キッチンが呼んでる!』(小学館)、エッセイ『おいしいもので できている』(小社刊)など多数。


 

著者:稲田俊輔

 

イラスト:obak
装丁:森敬太(合同会社飛ぶ教室)

 

定価:本体価格1600円+税
ISBN 978-4-89815-575-2

2023年発行
仕様[B6判/並製/200ページ]

 

*視覚障害、読字障害、上肢障害などの理由で紙の書籍を読むことが難しい方には、書籍をご購入されたご本人の私的利用に限り、テキストデータを提供しております。
弊社にて直接書籍をご注文いただく際には、テキストデータご所望の旨をお知らせください。
ただいま弊社オンラインストアがリニューアル工事中のため、直接のご注文についてはメールまたはお電話にてお問い合わせください。
[メール:order@littlemore.co.jp 電話:03-3401-1042 〈平日(土日祝日を除く)10:00~18:00〉]
全国の書店やオンライン書店で本書をご購入いただいた方で、テキストデータをご所望の場合は、下記までメールにてお申し込みください。
[メール:info@littlemore.co.jp]

2023年10月29日

『受験のプロに教わる ソムリエ試験対策問題集 ワイン地図問題付き〈2023年度版〉』杉山明日香

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《 売上“圧倒的”No.1 ソムリエ試験対策参考書シリーズ 》から
問題集が今年も登場。内容を最新情報に一新した、厳選の500問!
「ミニ参考書」としても使える別冊解説付き、速習に役立つ一冊!
■■

 

《 厳選500問すべてが合格に効く! 》

 

◆最新の情報・数値で勉強できる ⇒ これこそが合格のカギ!
今年も大幅に改定された最新版「ソムリエ協会教本(2023年版、3月発行)」の内容を早くも徹底分析し反映。
古い情報での勉強は×。年ごとに変わる数値、制度の正確な把握が必須です!

 

◆“受験のプロ”が教えてくれる ⇒ だから選ばれる!合格できる!
明日香先生は、ワインスクールを主宰するだけでなく、有名進学予備校で数学講師として長く教鞭をとる“受験のプロ”。
だから、わかりやすい、勉強しやすい、合格できる!

 

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* 内容一新の章に対応した問題を多数収録!最新の情報で作成しています。
〈協会教本に新章登場〉要注目!「料理とワインの相性(ペアリング)」「飲料概論」(←日本茶/紅茶/コーヒーについて問われます!)の2章が追加されました。
〈大幅改定〉出題必至。「スペイン」「ポルトガル」「ハンガリー」の大量加筆・修正は見逃せません。

* CBT方式の最新出題傾向を徹底分析。
最新情報に基づき細部まで問題を更新しました。さらに、つまずきがちな学習ポイントを押さえた、的確・実践的な内容。

* 地図問題も大量収録!
年々重要度を増している地図問題も50題と大量に収録しています。

* 解説篇も充実!
100ページ超を割いた解説篇も充実の内容。要点が凝縮されているので、「ミニ参考書」としても使えて、速習にも役立ちます。

[テキスト同様こだわりの仕様で学習をサポート!]
* どこへでも持ち歩いて学習できる、かばんにもすっぽり入るA5サイズ。
* 問題集本体と解説篇が別冊として分かれているので、効率的に学習を進められます。

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※《 売上“圧倒的”No.1 ソムリエ試験対策参考書シリーズ 》=姉妹書の『ソムリエ試験対策講座』2022年度版がJ.S.A.ソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験の参考書で売り上げNo.1になりました。[丸善・ジュンク堂書店調べ(2023年3月13日時点)]

 


[著者プロフィール]
杉山明日香(すぎやま・あすか)
東京生まれ 唐津育ち ワイン研究家・理論物理学博士
ワインスクール「ASUKA L’ecole du Vin」を主宰するほか、ワイン、日本酒の輸出入業を行う。また、東京・西麻布でワインバー&レストラン「Goblin」と、ワインバー&ショップ「Cave de ASUKA」を、パリでレストラン「ENYAA Sake&Champagne」をプロデュースするなど、ワインや日本酒関連の仕事を精力的に行っている。著書に『受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座』『受験のプロに教わる ソムリエ試験対策問題集』『ワインの授業 フランス編』『ワインの授業 イタリア編』『おいしいワインの選び方』『ワインがおいしいフレンチごはん』(飯島奈美との共著)『先生、ワインはじめたいです!』(監修、著・こいしゆうか)など。有名進学予備校で数学講師として長く教鞭をとっていることから、伝え、教える手腕は高い評価を得ている。
なお、近況やASUKA L’ecole du Vinのレッスン情報などは、杉山明日香事務所のFacebookをご覧ください。


 

著者:杉山明日香

 

ブックデザイン:金澤浩二
写真:川内倫子

 

定価:本体価格2600円+税
ISBN 978-4-89815-572-1

2023年発行
仕様[A5判/224ページ(112ページ×2冊の合本)/2色刷り/並製]

2023年10月29日

『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美 3』沢村貞子 飯島奈美

◎ 累計6.5万部突破!料理書の定番シリーズ、待望の新刊

 

◎ NHK Eテレ「365日の献立日記」書籍化 第3弾!
(献立 沢村貞子 / 料理 飯島奈美 / 声 鈴木保奈美 | 2023年5月、新シリーズ放送開始!)

 

献立は、昭和の名脇役と呼ばれる沢村貞子さんが約26年間、毎日続けた献立日記から。
料理とレシピは、映画・ドラマ・CM(「大豆田とわ子と三人の元夫」「深夜食堂」など超多数)で数々の料理シーンを彩るフードスタイリストの飯島奈美さんが作ります。
番組とあわせて楽しむのはもちろん、本書単体でもレシピ集・読み物として読み応えのある一冊です。

 

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ささやかな工夫で箸をとることもあるから──。

 

飯島さんは「日記」を見つめ、文章の端々から、献立の向こうにある、食卓の声に耳を傾けます。
沢村さんのちょっとした工夫や心遣いを読みとりながら、随所にアレンジを効かせた飯島さんのレシピは、家で料理すること、食べることに、大きな楽しみをあたえてくれます。

 

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シリーズ最多、春夏秋冬123品のレシピを収録!

〈春〉麻婆どうふ サンドイッチ 苺ジャム ポテトサラダ……
〈夏〉やき肉 わらび餅 グリンピーススープ 四川風冷やっこ……
〈秋〉とんかつ(一口かつ ブランソース) ロールキャベツ クッキー……
〈冬〉おせち料理 白菜漬け 生鮭の蒸し煮 うどんすき……

季節がくれば食べたくなるあの料理、いつものホッとする味がたくさんつまった、充実のラインアップです。
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さらに多数のロングセラーを持つ文筆家・沢村貞子の名文を収録。
レシピに添えられる飯島さんの言葉とあわせて、食や暮らしにまつわる読み物としても、たっぷり楽しめます。

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◎ 本シリーズ全3巻に収録された料理303品を網羅した索引も収録しました。

 


[プロフィール]
●献立 沢村貞子 さわむら・さだこ
1908年(明治41年)東京・浅草生まれ。俳優・エッセイスト。本名大橋貞子。日本女子大学在学中に新築地劇団に参加。前衛演劇運動に加わって投獄を経験する。34年、日活太秦現代劇部に入社、映画俳優としてデビュー。小津安二郎監督作品をはじめとした映画、舞台、テレビで名脇役として活躍した。生涯で出演した映画は100本以上。78年には、半生をとりあげたNHK連続テレビ小説「おていちゃん」が放送された。89年に俳優を引退。文筆にも長け、77年『私の浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。ほか『貝のうた』『わたしの台所』『わたしの献立日記』など著書多数。96年(平成8年)没。

 

●料理・文 飯島奈美 いいじま・なみ
東京生まれ。フードスタイリスト。テレビCMを中心に広告、映画などで幅広く活躍中。2005年の映画『かもめ食堂』参加をきっかけに、映画やテレビドラマのフードスタイリングも手がけるようになり、映画『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン』『めがね』『南極料理人』『海街diary』『真実』『すばらしき世界』『ちひろさん』、ドラマ・映画『深夜食堂』、連続テレビ小説「ごちそうさん」、ドラマ「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」「舞妓さんちのまかないさん」といった話題作を担当。『LIFE』『おいしい世界の台所』、(以下共著)『深夜食堂の料理帖』『ワインがおいしいフレンチごはん』『LIFE 12か月』など著書多数。


 

著者:飯島奈美

 

写真:齋藤圭吾
ブックデザイン:有山達也、山本祐衣

 

定価:本体価格2000円+税
ISBN 978-4-89815-573-8

2023年発行
仕様[B5変型/192ページ(フルカラー)/並製]

2023年10月29日

『Slash with a Knife 新装版』奈良美智

奈良美智の原点。25年の時を経て、待望の復刊!

 

1998年の春、ロサンゼルス滞在中に描かれたたくさんの絵と言葉から、100点以上を収録した奇跡のドローイングブック。

ノートの切れ端や封筒に描かれた、見つめ返すような子どもたちの絵を中心に、当時のインスピレーションと自由を求める孤独な魂が宿った、作品の数々。
絵とともに若き頃の詩的な文章を読めるのも、この本の魅力です。

 

「じっとなんてしてたくないのさ。本当はね。」(本文より)

 

ニューヨーク近代美術館や大英博物館など、世界中の美術館に作品が所蔵され、日本を代表する美術家である奈良美智の、原点とも言える画文集です。

 

この名作をふたたび、あなたのもとへ。

 

*こちらの新装版では、カバーを新装し、全文章に英語訳を付けました。

 


[著者プロフィール]
奈良美智(なら・よしとも)
1959年青森県生まれ。1987年愛知県立芸術大学修士課程修了。1988年渡独、国立デュッセルドルフ芸術アカデミー在籍・修了。ケルン在住を経て2000年に帰国。1990年代半ば以降、ヨーロッパ、アメリカ、日本、そしてアジアの各地で規模に関わらず様々な場所で展示発表を続ける。見つめ返すような印象的な絵画、日々自由に描き続けるドローイング作品のほか、木、FRP、陶、ブロンズ、そしてインスタレーションなど多様な素材や空間に生命を吹き込む様な彫刻作品を制作。また、制作の日々や旅先での出会いを収めた写真作品も発表している。
作品はニューヨーク近代美術館、ロサンゼルスカウンティー美術館、ボストン美術館、ナショナルギャラリー(ワシントンD.C.)、大英博物館(ロンドン)など世界中の美術館に所蔵されている。
近年の主な個展に、「君や 僕に ちょっと似ている」横浜美術館、青森県立美術館、熊本市現代美術館を巡回(2012-2013年)、「Life is Only One: Yoshitomo Nara」Asia Society Hong Kong Center(2015年)、「奈良美智 for better or worse」豊田市美術館(2017年)、「Yoshitomo Nara」ロサンゼルスカウンティー美術館、余德耀美術館を巡回(2020-2023年)、「奈良美智特展」関渡美術館(台北)、高雄市立美術館、台南市美術館を巡回(2021-2022年)。2023年には青森県立美術館で個展を予定している。


 

著者:奈良美智

 

企画・編集:後藤繁雄
デザイン:宮川隆
翻訳:宇野千聡

 

定価:本体価格2700円+税
ISBN 978-4-89815-569-1

2023年発行
仕様[A5判/152ページ/並製]

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Movies

SEIJUN RETURNS in 4K
鈴木清順 生誕100年記念
『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』4Kデジタル完全修復版

2023/11/11(土)ユーロスペースほか全国順次ロードショー
●『ツィゴイネルワイゼン』出演:原田芳雄、大楠道代 他
●『陽炎座』出演:松田優作、大楠道代 他
●『夢二』出演:沢田研二、坂東玉三郎 他

公式サイト

『せかいのおきく』

絶賛公開中!
脚本・監督:阪本順治 
出演:黒木華 寛一郎 池松壮亮

公式サイト

『わたしのお母さん』

DVD発売中&U-NEXT独占配信中
監督:杉田真一 脚本:杉田真一 松井香奈
出演:井上真央 石田えり

公式サイト
映画一覧

連載

連載・上野昻志「新・黄昏映画館」
2022年8月1日(月)〜スタート

25年ぶりに映画評論集『黄昏映画館 わが日本映画誌』を刊行したことでも話題の、上野さんによる月1映画評論(1日更新)。
ハミ出しコラム=近時偶感 もお楽しみに。

新・黄昏映画館

ASLAND CRUISE

アズランド クルーズ 部には
8人の俳優が所属しています

鈴木晋介/金子清文/戌井昭人/大森立嗣/渡辺謙作/鈴木卓爾/中沢青六/木下三徳

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