10年間ひとりの恋人を見つめつづけた写真家の、 ここにしかない、一途な愛の記録。 机の奥から出てきた色あせた写真。どこまでも優しく、どこまでも親密な。 そして、そんな写真にはやっぱり美しい女性が写っている。曽我部恵一 運命の出会いは、偶然立ち寄った本屋。 「すいません。モデルになってもらえないですか。」 まだ写真を始めたばかりの吉場正和が、思いきって声をかけたことがきっかけとなり、カメラはそれから10年間、彼女を撮らえ続けることになった。 淡い光の中の、無防備な寝姿。髪なびく、ヒマワリ畑の中の視線。日傘の下の、あどけない笑顔。見慣れた風景は、彼女の後ろに佇む背景となり、映画のワンシーンのように時が流れ、広がる。 特別なことは何もなくても、二人でいることが、特別な特別なできごと。 いつかの夢を見るような、心揺さぶる1冊です。
- 書名
- あき 吉場正和写真集
- 著者
- 吉場正和
- 仕様
- A4判変形 (天地230mm x 左右230mm) / 108ページ
- 発売日
- 2005年12月
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-164-8 / C0072
- 定価
- 2,640 円(本体 2,400 円+税)