言葉と絵――。
ふたりが1000年の時の砂をはらうと、
たった1つの変わらない「思い」が、
切なる100の音楽を奏ではじめた。
日本古典文学の最高峰に挑む。
これが、この世限りの、決定版「百人一首」!
[清川あさみが布や糸・ビーズで描きおろした百の情景。]
今までの絵札とは全く違う、けれど歌に込められた思いを真摯に表現した一枚一枚は、新たな百人一首の姿を見せてくれます。
[最果タヒによる、現代語訳にして新作詩。]
情感豊かな現代の言葉で綴られた新訳は、時に愛おしく、時に物悲しく、いまを生きる私たちの胸に刺さります。
巻末にはそれぞれの歌が詠まれた背景や詠み人についての丁寧な解説も収録し、
ハンディな造本に、百人一首のすべてが詰まった一冊です。