白い躍動。黒い沈黙。交錯するふたつの世界。 さとうりさの今までの活動すべてが“白と黒”をイメージした二面性を持つ作品集に! ドローイングや自身の言葉に加え、 川内倫子による撮り下ろし写真も数多く掲載。 日常と狂気をあわせ持ち、人との繋がりと孤独が同居している。 危ういバランスで紡がれたふたつの世界は、奥深い彼女の作品のそのものだ。 さとうりさは1996年“りさキャンペーンvol.1”以来、実験的なパフォーマンスによって、国内外で見る者に衝撃を与え続けてきた。街に出て自らパフォーマンスを行うことで人との出会いと別れを繰り返していく“りさキャンペーン”、引きこもりを表現した大きな黒い物体“良い友”、作品を通して関わりあうことで人と新たな関係性を見いだす試み“Satogo-Shigan Project”…など。 さとうりさの表現はアートの枠を越え、私たちの生きる社会あるいは私たち自身を物語っている。それがまるで彼女の使命かのように。 気のせいじゃない、 ここはとても寒いから物語が欲しい。
- 書名
- 2 Match
- 著者
- さとうりさ
- 仕様
- A4判 / 116ページ
- 発売日
- 2004年06月
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-130-3 / C0070
- 定価
- 2,640 円(本体 2,400 円+税)