インスピレーションとタカラモノ。
グラフィック・デザインで大きな足跡を残した巨星、仲條正義氏が12年にわたり「暮しの手帖」の表紙として描き続けた75枚の絵が一冊に。
仲條正義氏は、資生堂の企業文化誌『花椿』のアートディレクターを40年間務めたほか、ザ・ギンザ、タクティクスデザイン、松屋銀座、ワコールスパイラル、東京都現代美術館など数多くのグラフィック・デザインを手がけられました。
斬新さのみならず、人の心に触れるデザインや絵などの作品は、芸術への深い思索と抜群の創造力から生み出され、たくさんの人々を魅了し続けています。
仲條氏は、元アシスタントの林修三氏が雑誌「暮しの手帖」のデザインを担当することになった際、毎号の表紙絵を依頼されたことから、2007年から2019年まで隔月で絵を描きおろしました。
本書には、そのすべてを収録いたします。
季節のなかに見つけた、ファンタジックでやわらかな風景。
見れば見るほど面白く、独創的で、パラレルなその世界にひきこまれるでしょう。
*本書は、「暮しの手帖」(暮しの手帖社刊)の4世紀26号(2007年1月発売)から4世紀100号(2019年5月発売)まで、表紙に掲載された絵をまとめたものです。
[プロフィール]
仲條正義(なかじょう まさよし)
グラフィックデザイナー、女子美術大学客員教授。1933年東京生まれ。1956年、東京藝術大学美術学部図案科を卒業後、資生堂宣伝部に入社。1961年に仲條デザイン事務所を設立。1967年から2011年まで、資生堂企業文化誌『花椿』を手がける。ザ・ギンザ、タクティクスデザインのロゴタイプ及びポスター、松屋銀座、ワコールスパイラル、東京都現代美術館、細見美術館のCI計画、その他 数多くのグラフィックデザインやイラストレーションなど。紫綬褒章、旭日小綬章を受章した他、東京ADC会員最高賞、毎日デザイン賞、東京TDC会員金賞など受賞多数。2021年10月26日没。
- 書名
- 仲條正義 絵の中に入る
- 著者
- 仲條正義
- 装幀・装画など
- 編集:後藤繁雄
装丁:林修三 - 仕様
- A5判 codex (天地210mm x 左右148mm x 束幅20mm) / 160ページ / 492g
- 発行日
- 2022年05月04日
- 発売日
- 2022年04月25日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-555-4 / C0071
- 定価
- 3,300 円(本体 3,000 円+税)