角田光代、井上荒野、他、人気作品の装画で注目を集める、根本有華、初の作品集! 車窓からの風景、花火、遠い海…根本有華の描くどこか懐かしい風景は、アマレット(お菓子のような甘い香りのするリキュール)の匂いと共に、私たちを故郷へと誘います。 本の装丁では見ることのできない、根本有華作品を約60点収録。 一日のおわりに、そっと眺めたくなる一冊です。 ■ 描かれている風景を、私たちはたしかに知っている。 けれども、そこへは決して行けないことも知っている。 こんなにも自由な青、こんなにも孤独な緑、こんなにも美しい白が、この世に存在することを思い出させられ、泣きそうになる。 /井上荒野(帯文より) ■ この人しか使えない色づかいで、根本さんは世界を切り取る。描かれているのは、世界のほんの一部。でも私は、その一部から、広大な世界を俯瞰するような錯覚にとらわれる。そうか、私たちのいる場所はこんなにも鮮やかだったのか。 /角田光代(帯文より)
- 書名
- アマレット
- 著者
- 根本有華
- 仕様
- A4判 / 74ページ
- 発売日
- 2009年04月11日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-260-7 / C0071
- 定価
- 3,300 円(本体 3,000 円+税)