多くの詩人たちは、宇宙や未来や自分や自分の本棚を見つめて詩を作ってきた。それもいいだろう。
でも、最果さんは、みんなとみんなが住んでいるこの世界を見つめて詩を作る。
そして、それを、ぼくたちみんなに、届けてくれるんだ。
── 高橋源一郎(帯コメントより)
ネット世代の詩人が綴る、表現の新次元。
現代詩の概念を打ち破るような「詩で遊ぶ」ウェブアプリのリリースや、twitterやtumblrで作品を発表するなどジャンルを軽々と越え現代詩の新たな楽しみ方を提示し続けてきた最果タヒ。
3冊目となる待望の新詩集は鋭利かつ叙情的な言葉で剥き出しの感情と誰もが抱える孤独を浮き彫りにする、書き下ろし含む44篇を収録。
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死者は星になる。
だから、きみが死んだ時ほど、
夜空は美しいのだろうし、
ぼくは、それを少しだけ、期待している。
きみが好きです。
死ぬこともあるのだという、
その事実がとても好きです。
「望遠鏡の詩」より抜粋
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〈最果タヒ(さいはて・たひ)プロフィール〉
詩人・小説家。1986年生まれ。
第44回現代詩手帖賞、第13回中原中也賞受賞。
詩集に『グッドモーニング』(思潮社)、『空が分裂する』(講談社)。
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詩を書いている最中を録画したgifアニメ。
<a href=\”http://tahi.jp/shooting/\” target=\”_blank\”>【詩ューティング】 → http://tahi.jp/shooting/</a>
迫り来る詩の言葉を、撃ちぬくシューティングゲーム。
<a href=\”http://shikuhack.jp/c_1.html\” target=\”_blank\”>【わた詩】 → http://shikuhack.jp/c_1.html</a>
webカメラで写された自分の目や口や鼻から詩が飛び出すアプリ。
<a href=\”http://shikuhack.jp/c_2.html\” target=\”_blank\”>【詩ーケンサー】 → http://shikuhack.jp/c_2.html</a>
詩の言葉のかたちが音楽になる、新感覚ミュージックシーケンサー。
- 書名
- 死んでしまう系のぼくらに
- 著者
- 最果タヒ
- 仕様
- 四六判 並製 / 100ページ
- 発売日
- 2014年08月27日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-389-5 / C0092
- 定価
- 1,320 円(本体 1,200 円+税)