全身芸術家・松本雄吉、はじめての著作集。
320頁の大ボリューム、完全保存版。全演劇ファン待望の一冊!
劇作家・演出家・美術家・詩人・エッセイスト・ストリッパー・居酒屋店主・
大工の棟梁・俳優・舞踏家・芸術無頼̶。
その男は、あるときは“風景を巻きぞえに”壮大な野外劇をつくり、
またあるときは“肉体の極北”を目指し、壮絶な荒行をみせた。
唯一無二の前衛集団・維新派を率い、世界の演劇シーンを震撼させた松本雄吉。
60年代後半から亡くなる2016年までのエッセイ、短篇小説、散文、
戯曲(『蟹殿下』1984年上演台本全編)、絵画、対談(× 金滿里、麿赤兒、林幸治郎)、
劇場デザイン、演出ノート等で構成。
維新派の公演ポスター(カラー掲載)、舞台写真、年譜も合わせて収録。
「私たちの劇場は、一本の釘ではじまる。」
⦿維新派とは?
関西を拠点とし、国内外のさまざまな土地で公演を行った劇団。発語、踊り、音楽など、
どの点においても世界的に類を見ない集団。特に、野外に自らの手で巨大劇場をつくりあげ、
終われば跡形もなくすという破格のスケールで注目を集め、海外での上演も多数行った。
2017年12月解散。代表作に、離島の銅精錬所跡地で行った公演『カンカラ』(2002)や、
琵琶湖上に作った〈びわ湖水上舞台〉が大きな話題となった『呼吸機械』(2008)など。
- 書名
- 維新派・松本雄吉 1946~1970~2016
- 著者
- 松本雄吉
- 仕様
- B5判変形 並製 / 320ページ
- 発売日
- 2018年10月15日
- ISBN / Cコード
- 978-4-89815-486-1 / C0074
- 定価
- 5,060 円(本体 4,600 円+税)